流産手術 本番編
日曜日、手術当日。
前日の記事に書いたように、食事は手術開始の12時間前まで。飲み物は4時間前
までの制限があります。
夏場に午前10時半から一滴も飲めないのは・・・つら・・・。
電車の都合で、1時間ほど早く西新宿に着いてしまったので、近くにある旦那の
会社に初訪問。
手術前になにをしてるんでしょう。ムダに歩いたせいで、喉はさらに渇くわ、
点滴痛み防止のシール(来院一時間前に貼る)は汗ではがれるわ・ ・ ・
本当になにをしているんでしょう。
時間近くになり、旦那と別れクリニックに到着。(やっと本題)
10分ほどして、事務の方に呼ばれ、同意書を提出します。
お手洗いを済ませ、さらに30分ほどして、看護師さんに呼ばれました。
(待合室で、フルネームのほかに生年月日を昭和から言わされた・ ・ ・ ハズイ)
回復室へ。
コンパクトな個室の病室という感じ。
こちらで、ノーメイクか、コンタクトの有無、アクセサリーは着けていないか、
手と足のネイルはしていないか、終わった後の薬の説明などをされます。
(やっぱり説明書きを信じて落としてきてよかったよ)
手術着に着替え、医師が来るのを待ちます。30分くらい待ったかな?
待つ間、本日の流れと書いた紙を読むように言われ、ハッと気づく。
お会計が先って書いてあるじゃん!お会計してないじゃん!
一人でザワザワしていると、執刀する?医師と、看護師2名がやってきました。
思わず医師に「お会計してないんですけど・・・」と言うと、医師は
「お会計は帰りです。」(バッサリ)
「大体午後6時頃帰れますから。」
とそれだけ言い残し、風のように去ってゆかれました。
きっと、大病院の「院長先生の回診です」ってこんな感じなんだろうな。
というか、来る意味あった?
さらにここから30分以上、ただただ緊張するだけの時間を過ごします。
集合時間から1時間40分ほど経って、いよいよお迎えが・・・!
手術室に行くと、採卵の時のように小上がりの階段があり、くるっと前を向き、
椅子に浅く腰掛け・・・・・・うん、同じです。
それから看護師さんたちが、点滴を入れ、血圧を測り、指に装置をはめ、
実に無駄のない動きでセッティングしていきます。
そのうち、「ドルミカム入りまーす。」という麻酔科の先生の声がし、
足を立ててくださーい、乗せまーす、の声がし、
声がし、
・・・
気がつくと、回復室にきていました。
でもグワングワンで何がなにやらわからず。
景色がたくさんの小さな正方形に切り取られたように見えます。
時間は・・・呼び出しがあってから、20分後くらい?
それから30分ほど眠ったでしょうか。
ふと見ると、術着は腰まで血まみれ。内股は流血の跡が生々しく残っています。
こんな血まみれのまま寝かせられてるのか・ ・ ・ ><
過去二回手術した病院では、掻爬なのにこんなに流血しなかったし、終わったら
すぐ看護師さんがナプキン付きのショーツを履かせてくれたのに・ ・ ・ 。
しばらくして、看護師さんが点滴を外しにいらして、飲み物を聞かれたので
リンゴジュースをチョイス。
でも、この血まみれの術着に包まれたまま、同じく血まみれのベッドの上で
飲み食いする気になれない・・・。
そしてしばらくして、ガーゼを抜きにきた看護師さん、
「出血止まってますねー」
なんてガーゼを抜いたけど、まだ絶賛流血中です・ ・ ・ 。
もう着替えても良いですよ、とおっしゃって退出されそうになったので、
ちょちょちょちょちょちょちょちょー!!!まてよまてよまてよまてよ!!!!
(ザコシショウ風、誇張キムタク)
この血まみれの内股、ご覧になってましたよね?!これで服着るの、ちょっと
ムリです・・・泣
すみませんが、拭くものいただけませんかと言うと、濡れタオルを持ってきて
くださいました。え、私ワガママでしたか?
さらに極めつけ、いただいたリンゴジュースを豪快にテーブルにこぼしました。
(これは我が悪い)
生理用ショーツを、ベッドではなくなぜかテーブルに置いてと指示されていたので、
ショーツがリンゴジュース浸しになりました★
もう、かなしいです。なにもかも。
そしてこの、掻爬手術でも経験したことのない大量出血が恐怖です。
まだふらつきますが、血まみれの手術着とベッドでは休めるわけもなく、
ムリヤリ服を着て、看護師さんを呼び回復室を後にしました。
次回、術後検診は5日後~14日後までに受診します。
旦那と合流後、近くの薬局で抗生剤やら子宮収縮剤やらをもらい、ロマンスカーの
中で食べるお弁当を購入し、新宿を後に。
300円引きだったので、なだ万のお弁当を奮発。
初なだ万。一体どんな中村孝明的なお味がするんだろう・・・?ワクワク。
・・・なるほど。
ひとつひとつが、安心できるお味でした。うん、安心できるお味。
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手術からまだ二日ですが、出血はほんのわずか(今後増えるかもらしい)。
注意書きに書かれていたような熱も出ず。
過去二回の掻爬後にあった、排尿排便痛や内股の重だるい耐えがたさもなし!
手術後のあの出血にはかなりビビりましたが、やっぱり吸引法は体にも子宮にも
やさしいのかなと思う、三回目流産手術体験記でした。